分娩方法については、陣痛発来前の選択的帝王切開が望ましいとされている。破水や陣痛発来はHIV母子感染の危険因子であるため、これらの危険性が少なく、児の未熟性が回避できる妊娠37週の帝王切開が好ましいと考えられている。ウイルス量が検出感度以下であれば経膣分娩でも選択的帝王切開術分娩と変わらないという報告もあるが、経験の少ないわが国の現状では速やかな対応を可能にする体制を保持することは困難であるため選択的帝王切開術分娩が望まれる。
出産後、感染者の褥婦は産後の生理的変化や育児への適応にあたり自分自身のHIV治療に必要な抗HIV治療の継続が困難になる場合があるため、健康維持に必要な治療が継続できるように支援する。
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